企業よ、スポンサーよ、クレーマーに屈するのやめませんか?

昨今のSNS時代、一部の、ごく一部の炎上させたい人たちが炎上させたSNSによって、企業や団体は発表や広告を取りやめたりしている。

 

もしろん、本当に間違っていることを指摘された場合、即座に謝罪し訂正する企業体制はすばらしいものである。

 

しかし、現在のあなたたち企業が行っている行為は、一部のおかしい不当なクレームによって、全うなCMなどを取り下げているようにしか見えない。ただの事なかれ主事である。

 

暴論でいえば、暴〇団にみかじめを要求されたけど、もめるの面倒だから仕方なく払っているのと同じようなことである。

 

あなた方が不当なクレームによって引き下がってしまうことで、あなた方以外の企業もあわせて引き下がらないといけなくなる。

 

もっと毅然にクレーマーに対応しようではないか。

 

先日、愛知県犬山市にある世界屈指のサル類動物園「日本モンキーセンター」がTwitterにて「「シロガオサキ(サルの一種)の『モップくんが大好きなんです!』と来園してくださる方は素敵なお姉さまばかりだと思っていましたが、なんと!本日初めて『女子』にお会いしました!!」

「すごく喜んでいると思います。モップ君担当の◯◯(名前)が。#素敵なお姉さま方いつも応猿ありがとうございます 好きです」

 

とのつぶやきをして、ネット民に叩かれ、謝罪のうえツイートは削除されている。

 

そしてこのクレームによく見られた言葉に「女性蔑視」がある。

 

私には意味不明である。

 

1文1文を分解して見ていこうではないか。

まず、このこの文章は個人のつぶやきではなく、動物園ではあるが、公共財団法人のため、民間というよりは多少公共的なポジションなのかもしれない

 

「シロガオサキ(サルの一種)の『モップくんが大好きなんです!』と来園してくださる方は素敵なお姉さまばかりだと思っていましたが、

→普段は年配の女性が多く来てくださっている

 

なんと!本日初めて『女子』にお会いしました!!」

→今回は初めて若い女性が来た

 

すごく喜んでいると思います。モップ君担当の◯◯(名前)が。

→会社として喜んでいる

 

#素敵なお姉さま方いつも応猿ありがとうございます 好きです」

→年配の女性の方々への感謝も忘れてませんよ

 

これのどこが女性蔑視なのだ?

 

まず、これをツイッターでつぶやいていることもそうだが、この日本モンキーセンターという動物園は、ツイッターに力を入れていたと聞く。

この時点で、現状の客層とは別に、ツイッター世代についても客を増やしたいと考えていることが読み取れる。

 

そこにまさにターゲットとしている客が来てくれて、「モップくんが大好きなんです!」とコメントまでしてくださった。

 

まず、ツイッターの拡散力を別にしても、どの業界においても、

①普段の客層以外の客が来てくれるのは、新規開拓が見込めるのでうれしい

②普段の客層が高齢の場合、より若い層が新規で来てくれるのは今後数十年という長い視野で客として来てくれる可能性が高まるため、若ければ若いほうがいい。子供が一番いい。

③最近の若い世代は、ツイッターやインスタをあげることでどんどん拡散して広告してくれる。さらには「モップくんが大好き」とわざわざ言ってくれてるのだから、再来してくれる可能性も高そうだし、インスタ等で広めてくれる可能性も高そう

 

上記①から③より、日本モンキーセンターが、この「女子」が来てくれたことを喜ぶことは何ら間違っていないし、若い人も来てくれてるんですよと若い世代のまだ来場されてないひとにツイッターでアピールすること自体はなんら問題ないのである

 

ネット上でのこのクレームに対する(おそらく男の人)の反論として

これは男女を逆にすれば解決する問題でしょ

 

<例>

「シロガオサキ(サルの一種)の『モップくんが大好きなんです!』と来園してくださる方は素敵なおじさまばかりだと思っていましたが、なんと!本日初めて『男子』にお会いしました!!」

「すごく喜んでいると思います。モップ君担当の◯◯(名前)が。#素敵なおじさま方いつも応猿ありがとうございます 好きです」

 これで、年配の方々が、男性蔑視だと怒るのか?おじさんも男子も喜ぶだろう

これで女性蔑視はおかしい

という反論をされているかたが何人もいる。私も同意見だ。

 

これに対して、女性蔑視を主張する方(の一部)は、

単純に男性と女性を入れ替えて済むはなしではない。男性と女性の扱われ方が違ってきてるのだから、そう簡単に考えるべきではない。とのような意見があった。

 

まったく意味不明は主張である。

 

素敵なおじさまにも丁寧に感謝を述べたうえでこの園にとって将来にわたって貢献してくれる可能性の高い男子に喜びを述べている。完全無欠といってもいい文章ではないか。

 

あえてのあえて、問題点を指摘するのであれば、

「女子」という言葉を「素敵なお姉さま」の対義語として使った点であろう。

これは男の視点からすれば何ら問題のない点である。素敵なおねい様と呼ばれる年代のしっかりした大人に対して「女子」と呼ぶことのほうが失礼とされるほうが自然ではある。

でも、これにクレームを付けた方々は「私も女子と呼びなさいよ」という理論なのだろうか?それとも、なぜ「女子」だけツイッターでとりあげるのか。メインターゲットの私たちが毎日来てあているというのに。こなくていいならもうこないよ。といった態度なのであろうか。

 

前者であれば、「お姉さま」は「女子」と呼んでほしいと知らなかったこのツイッターの記者のミスであり、表現のみを修正すべきである。

まあ、さすがにここに関しては「お姉さまを女子と呼ぶのはおかしい」という私と同じ意識があって、わざと書いたのだから、自分の主張を公式のツイッターに込めてしまった「公私混同」を謝罪すべきであろう

 

そして、もし後者なのであれば、「あ姉さま」にも配慮した表現を欠かさずしていることから、普段のメインターゲットの客が入ってくるのを防ごうとする営業妨害に当たる。これに対しては謝罪すべきところは一切ない。

 

以上、ここまで緻密に解析してたが、どこに「女性蔑視」の要素があったのであろうか?

 

私が想像を働かせて無理やり想像するのであれば

 

「若い人と対比されてお姉さまという表現で私たちを軽視された」

→「年配の女性は若い女性について扱いが悪い」

→「男性は女性を異性としてしか見ていなく、(対等な人間としてみていなく)そのため、若い女性を評価しているのでしょ」

という発想から、女性蔑視という表現になるのかと思います

 

これについては「女性差別」についてのところから離さなければならないかもしれません。

 

ただし、私はそこまで古い歴史も知らないですし、それほどの社会的交流もありません。なので、理解がないおっさんからの意見になるのですが、

 

女性差別ってどこにありますか?

 

私は女性なので女性差別にあったことは当然ありません。

そして、私は歴史も高度経済成長時代も経てないので女性差別を目の当たりにしたこともありません。

 

ツイッターで「女性蔑視」と主張されるかたは、そもそも女性差別をどこで受けてきたのでしょうか?

 

オリンピックで男女別の競技になるのは女性差別ですか?

これは、男女に身体的能力の差があるのは仕方がないので、別にやるのが当たり前とされていて、これに対して男女差別という人はほぼほぼいないですよね?

 

実際に私があったと聞いたことがあるものと言えば「就職差別」と言われるものと「医学部の入学試験」ぐらいでしょうか。

 

もちろん、その結果によるものかもしれませんが「国会議員の議席数の差」や「大企業の役員数の男女差」なんてものを言われています。

 

これらの問題以外にある日常的な男女の差といえば、

女性専用車両」という女性優遇。

これは男のごく一部にいる痴漢から女性を救うために施行されているものであり、女性専用車両を設けることが根本解決にならず、本来は痴漢を撲滅したうえで、車両は男女平等にすべきであるが、どうしても痴漢がなくならない現状がある以上、被害者である女性を助けるためにせざるをえない施策

 

映画の「レディースデイ」という女性のみのサービス

これは、映画館等であれば、男性は1人で来ることが多いが、女性は1人で来ずに2人以上で来てくれるし、ポップコーン等の商品も購入してくれることが多いということから、女性のほうが優良(儲かる)顧客になりやすいので、女性に積極的に来てもらうことと女性への還元を兼ねてのサービスである

これは男性から見れば男性差別ではあるが、統計学に基づいた優良顧客に対するサービスであり、男性を差別しているのではい

統計学というなら、今はシネマカード等でデータ取ってるはずなので、男でも優良顧客に対しては還元すべきとも思うが)

 

レストランの「レディースセット」という女性のみのサービス

これは、男性と比較して、女性は少量で沢山の種類を食べたいという方が統計学的に多いため、そのような女性に対して男性用に対して低下で用意されたセットメニューである。まあ、男性が注文できない場合もあり、その場合は理屈は不明だが、レディースセットの考え方としては、量を減らして提供しているのであるから、別に男性差別ではない。

 

それ以外のサービスに関してそれぞれ、男性専門のサービス、女性専門のサービスもあるが、それは差別ではなく、同性だけにすることで安心してサービスを受けてもらう等の配慮があるためであり、到底差別とは関係ない。

 

女性は吉野家に一人で入ったら「好奇の目」でみられるかもしれないが、それは男性が「ケーキバイキング」に一人で入れば同じか同等以上に「好奇の目」で見られる

「ケーキバイキング」みたいな完全スイーツでなくても「人気パンケーキ屋」に並んでも「エッグベネディクト専門店」に並んでも同じである。

 

これは差別ではなく、普段いない客が来たことによる好奇の目であり、珍しいという目である

 

ちなみにLGBTに関しては人数の割合を存じ上げないので、女性男性どちらがより差別を受けているのかわからないが、これを女性差別問題で語るには難しいので一旦置いておく。

 

以上より、すくなくとも現在ネットを使っている世代において、女性差別を受けてきた人はどれぐらいいるのであろうか?

そして、それが就職差別以外のところで受けた人はどれぐらいいるのであろうか?

すくなくとも、就職・政治以外の生活において、女性差別、女性蔑視は存在しないのではないだろうか?

 

そして、私が普段見かけるニュースにおいて、女性蔑視と騒がれる問題は、どれも就職及び政治に関係のないところが多い。

 

おそらく、女性が以前受けてきたと言われる女性蔑視の考え方を根に持って、現在の自分の不都合に文句をつけているだけである。

 

その部分に関しては依然受けた徴用工の問題でいつまでも日本に保証しろとクレームをつけているのと同じレベルである。

 

いや、徴用工問題は、日本に被害を受けたので、日本に保証を求めているが、女性蔑視問題は、過去に起きてた女性差別を、全然違う人、所に「男はどうせ女性蔑視の考え方でしょ」とクレームをつけているのであって、徴用工問題よりたちが悪い。

 

そして私からの提案であるが、そんな被害妄想から発生した「女性蔑視」発言を、女性差別していない企業などにクレームをつけている暇があったら、いまだに女性差別がのこっているであろう、採用及び政治の改革に力を使えばいかがだろう?

 

簡単なのは政治である。

 

現在、国会議員の与党、自民党の党3役を始めとする党役員は、自民党員で決めている。実質、現在の党役員が次期党役員が決めるような形であろう。

男性が主体の人たちが決めているのだから、女性が多くなるはずがない。

 

これを女性は女性差別、女性蔑視と表現するかもしれない。

しかし、恋愛によって、男性と女性は理解しあえない。女性の考え方と男性の考え方は物の考え方が違うというのは以前から言われてきているものであろう。

男性は男性同士のほうが相手が何を考えているのかわかりやすく、扱いやすいのである。それは上司からみても、部下からみてもそうなのである。党の役員に媚びるのも男のほうが上手いのである。男性が評価する以上、男性が選ばれやすいのである。そして当然現在は男性ばっかりの環境なのだから、そのなかで男性の方が活躍しやすいであろうということで、男性を後継者として選ぶのである。

これは差別でもなんでもなく、自然の摂理である。

 

これを変えるのはどうするか?簡単な話である。女性が改革意識を持てばいいのである。

現在、女性の投票率が男性より極端に低いとは言わない(前回の参議院選挙では女性のほうが高かったはずだし)。だが若者の投票率は著しいといってもいいぐらい低い。

 

この、投票権を持った女性が全員、「現在の政権は女性差別をなくすという気持ちが全く感じられません。したがって私たちは支持政党にかかわらず女性にしか投票しません」と宣言してみてはどうだろうか?

 

小選挙区で「自民:男性」「民主:男性」「共産:女性」の3候補が立候補し、有権者の半分(女性は男性より人口多いので半数以上)が共産の女性が当選したらどうなるだろうか?

 

次の選挙では、共産は現職の女性を候補者とし、民主も女性候補に変更し、自民も女性にせざるをえなくなるだろう。

 

それを全国で行えば、小選挙区で当選する議員は全員女性になる。

もちろん、比例代表では、今の重鎮は残るだろうから即党幹部が女性ばっかりにはならないだろうが、3期も繰り返せば幹部にも女性が入ってきて女性の首相も当選するだろう。

 

でも、現実はそうはなっていない。

女性の有権者の投票先が女性に向かっていないのである。

支持する政党が明確に決まっているのであれば、仕方ないのかもしれないが、日本には支持政党が明確に決まっていない人が多いにもかかわらずだ。

つまりは、投票している方々のほとんどは投票先は女性であるほうがいいと思っていないのである。

 

日本の政府は女性蔑視をしていると思っていないというとこになる。ようは、ネットのごくごく一部の方々のみしか、女性蔑視問題を意識していないのである。

 

そんなのをクレームとして受ける必要がない。

 

 

企業の役員、従業員問題については少しややこしいがこれも政治と同じである。

従業員の男女比率に口を出すのは企業の取締り役員である。その取締り役員は現取締り役員が決定し、そこに口出しできるのは株主か、法律だけである。

法律で女性比率を定める法律を作るには、まず国会の女性比率をあげて法案の議論をしないといけないので、先ほど述べたとおりである。

 

もしくは、株主として口をだす方法もあるが、日本の個人株主よりも大企業(銀行)などが持っていることが多いので、結局大株主として銀行の代表として株主総会に意見をだせる立場にならないといけないことを考えると、既存の企業は無理だから、ベンチャー企業やファンドで大成功して大株主になるしかない。

 

これは一人では難しいので、まずは政治から変えていくことをお勧めする

 

まあ、トータルでいうと、日本において、女性差別、女性蔑視と訴えているひとは、ネットを炎上させるために発言している被害妄想のクレーマーだけであり、実際に日本を変えようと思っているぐらいの門愛意識を持っている人はいないのだから、企業、スポンサーはそのような不当なクレームに対して、毅然とした態度で対応してほしいというのが企業に対する望みである。

 

P.S.

女性に対する性的で深いな発言、行動等は、その要因は女性蔑視としてあるのかもしれませんが、それはその行為を行う男性によるセクハラやパワハラ、犯罪等であり、その仕返しはその行動を行った男性に対して訴え、刑事民事で判断してもうらことであり、その行動を起こした人が1人もしくは何人かいる社会全体が女性蔑視であるというのは被害妄想です。

日本はそれらの行動はセクハラであり、犯罪であると認識し、証拠がちゃんとそろっていれば犯罪として扱うことを約束しているのですから、日本全体の意志としては女性蔑視はしていないはずです。

 

そして、男性が個人的な感覚で、おばさんより若い人がいいと思う感覚は女性蔑視でも年齢差別でもありません。ごく自然な感覚です。

実際、おじさんがアイドルファンをやっているように、おばさんたちもジャニーズファンをやっています。若い人が好きなのは男性も女性も同じです。

もちろん、年上好きの男の人も、年上好きの女の人もいます。(比較的マイナーだと思いますが)

 

個人的性的思考は個人の自由であり、差別や女性蔑視として他人に規制されるものではありません。

 

ただ、日本モンキーセンターツイッターにそのような男性の性的思考が出ていたと考えるのは女性の被害妄想であるとしか言いようがありません。(実際その個人が若い人好きかどうかはわかりません)文脈から感じられるのは若い客様が来てくれたことに対して園として喜ばしいことだとしてほかの若い人にも来てほしいと広告していることだけです。

あくまでも、彼がクレーマーと意見がずれているところをあえてあげるとすれば、「女子」という言葉の解釈の違いだけです

 

www.nhk.or.jp

 

上記引用によると、一般的には高校生まで、もしくは「20代まで」という意見が6~7割ぐらいの認識なのだから、「素敵なお姉さま」を女子に含まないことは特別なことではなく、どう考えても過剰反応でしょう。

 

私は自分のことを男子とは思わないですけどね。

歌手「Aiko」さんのコンサートのコールアンドレスポンスで「男子~」と呼ばれたらレスポンスするので、時と場合にはよりますが。