マスク会食なんてできますか?

ここ最近のワイドショーは相変わらずコロナの第3波の話ばっかりなので話題に困る。

 

今回の3連休の人出がかなりすごいと話題である。

大阪難波で緊急事態宣言開始日(4/7)と比較して283%、渋谷センター街でも282%。

いや、まあ、緊急事態宣言が出ているわけでもないし、誰も自粛を訴えてるわけでもないのでこの数字自体は文句もない。

あ、みんな出かけてるんだ~と思うだけである。

(画像はすべて11/23の「ひるおび!」さんから引用させて頂きました)

 

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そして高尾山に限っては1922%というとてつもない数値を叩き出している

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数字で言われてもとなるので、見た目でいえばこの人出である。

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屋外とはいえ、十分に密である

 

別に一時的に密になるところにでかけるのがすべて悪というわけではない。

しかし、高尾山は山である。ハイキングである。移動中は普段の生活より息が荒れる可能性がある。その分飛沫が飛び散る可能性が高くなっているのである。その点も含めて意識して行動しているのであれば、たまに高尾山にいくぐらいしても構わないとは思う。大事なのは、最低限の感染対策をしているのかというところだ。

 

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たまたま2組の記念撮影のシーンが映った。(2組目は記念撮影なのか、テレビに映りこみたかっただけの人かは不明だが)

 

二組ともマスクをしておらず、手にももってない

手にマスクを持っているわけでもないので、写真を撮る瞬間だけはずしたというわけでもない。すぐ近くに家族でもない人がいるのにである。

 

まあ、写真を撮影している瞬間マスクしてないだけかもだし、しゃべっているわけでもないし、この瞬間を持ってダメというには可哀そうな気もしなくもない。

 

では、こちらの写真はどうか

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手前に座っている人たちは全員と言っていいほどマスクをしていない。

すぐ前に人が歩いているにも関わらずである。

そして、飲み物を飲んだり飲食をしていたりする。

となりとの距離も近いし、セパレーター(アクリル板等)もない。

 

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この写真の右側ですわっている人たちも同じである。

奥の人はおにぎりを食べている瞬間が映っている。

 

百歩譲って、隣(近く)に家族以外の人がいなく、十分な距離が確保できている。

自分の向いている先が景色側で、他人の飛沫も自分の顔に飛んでくる可能性も極めて低く、自分の飛沫も他人には極めてかけにくいようにしているなどの配慮をしているのであれば、「感染対策をしての気分転換」としては文句をいうつもりはない。

 

しかし、この人たちは私にとっては最低限のマナーを守らず感染を広げている人たちである。

 

問題は人出が200%を超えているのが問題なのではない。

人出が増えるとこのようなマナー知らずが感染を広げるのが問題なのである。

 

上記は高尾山だったので、「まあまあ」という人はいるかもしれない。

 

写真は取れなかったが、この直前に箱根町が取り上げられていたが、お土産屋に入るのにアルコール消毒してない人が普通であり、お土産屋には食べ歩きできるものが店頭販売されており、当然それを歩道で食べている。

食べているのだからマスクを外して、しかもしゃべりながらである。

マスクをはずさないと食べれない。これは当然である。

その場で食べないとおいしくない。それもわかる。

せめて、歩道の一番車道側に寄って、車道側を向いて食べる。これができないようなやつは家で自粛しておけ。

 

ここ数日、総理がマスク会食をうったえている。

実際にマスクをしながら会食をする人などいないだろうし、マスク会食をするとは思っていないだろう。それを推奨しなければならないほど政府は問題視しているということをアピールすることで、意識改革を求めているだけだろう。

 

そう、マスク会食というのはさすがに非現実的である。

 

マスク会食より簡単なことがある。

 

まず、アルコールを伴った会食と、普段の外食を2つに分けるべきである。

そして、アルコールを伴わない場合(イメージはカウンターの多い吉野家)は

①食事と会話を完全分離し、食事のときは一斉に食事し、食事の間は会話禁止

②食事の合間にマスクをして会話

③入店時強制アルコール消毒

④客の入れわかり時、アルコール消毒

とすべきである。

これが守れない人は、マナー違反として店が追い出すべきである。

禁煙席でタバコを吸った人と同じ程度のマナー違反として扱えばよい。

 

次に、アルコールを伴う食事の場合もしくは上記を守らせることができないファミレス等の場合

①テーブル席は4人席までとなるように配置し、上空からビニール等でテーブル間に敷居を作る

②テーブルで向かい合わせとなる場合は、テーブルの中央にアクリル板で仕切って(頭までの十分な高さを持つ)、マスクなしでしゃべっても飛沫が向かいの人に飛ばないようにする。

③入店時強制アルコール消毒

④客の入れ代わり時、徹底したアルコール消毒

こちらの場合は、ビニールやアクリル板は設置してない場合店側の責任として、保健所の指導が入るレベルとする

 

そして

④入店時の非接触検温強制及び37度以上は入店不可(平熱が36.8度以上ある場合はその証明書を提示(今後厚生省が新設))

⑤換気(店内の最低2か所(店舗20m2あたりに1つ追加)CO2濃度を測定し、営業時間は一定濃度(1000ppm)以下を常に確保)

これをしておけば、緊急事態宣言が出ても、時短要請が出ても、それらに従わなくていいようにしておくことで設備投資の恩恵を与える

 

手荒れでアルコール消毒できないという客は、持参かつ新品の医療用手袋を付けた際にはアルコール消毒免除という特例をつけておけばよい。(手荒れの人が医療用手袋つけれるのか知らないが)

 

誰ができるねんというようなマスク会食などという意味不明なスローガン掲げるぐらいなら、これくらい具体的な基準を出して、環境さえ整えれば安心して商売できる、安心して食事しにいける環境を整えてほしいものである。

 

まもれない公約を言って実際にはできることしかしない自民党が普段のままのことしかやってない。感染を広げる可能性のある行為をしたければ、それ相応に本人に対策をさせないと、いつまでたっても感染は収まらない。

 

何度も言う。そういうやつらのせいで、我々は海外旅行に行けないし、アイドルのコンサートには行けないし、甲子園で7回裏にジェット風船が飛ばせないのである。

 

政府が税金を使ってGoToキャンペーンをしてくれてるおかげでやりたいことができてる人たちは、政府に趣味を禁止されている人たちの我慢に感謝して、最低限のマナーを守って経済を積極的にまわしてほしいものである。

 

しっかり最低限のマナーを守って経済をまわしてくれる分に関しては、我慢を強いられている我々もその人たちに経済をまわしてくれてありがとうと感謝をするのである。