ナイアンさん。ポケモンGoの今回の地方格差はやっていい方の地方格差です。

ポケモンGoで「THE NORTH FACE x GUCCI」の着せ替えアイテムが実装された。

 

ただ、それを貰うためには日本では特定のポケストップを回す必要があるのだが、日本にそのポケストップは11都市箇所しなかく、「また地方格差」との不満があがっている。

 

正直、今回の地方格差に関しては、やっていいほうの地方格差である。

 

ポケモンGoの運営はソシャゲというものをわかっていない。

ソシャゲはゲームである。ゲームは遊びではない。ゲームを良く知らない人に例えるのであればソシャゲはスポーツみたいなものである。

 

ポケモンGoポケモンを集めて戦うゲームである。したがって、そのポケモンを集めること、育成すること、戦うこと、このあたりのゲームシステムはできるだけ公平かつ公正である必要がある。

 

例えば、先日わざの性能の調整があることが発表された。

 

ポケモンGoでは今GBLという対人要素があり、今はGBLのシーズン6の最中である。もう一度いう。シーズン6の開始直前ではなく最中である。

そしてわざの性能の調整がそのシーズン中にあると予告されたのである。

 

例えばスポーツでもフィギアスケートの採点基準やスキージャンプでレギュレーションの変更が行われることはある。時代の変化、政治的意向等で行われることはありうる。

 

しかし、シーズン中に行われることがあり得るだろうか?

ありえたとしたら、選手は棄権するレベルである。

シーズン後ですら自分に不利な変更が行われれば不平たらたらレベルのことである。

 

それを平然としてしまう運営である。

 

ポケモンGoをスポーツとしてとらえてるユーザー、ゲームとしてとらえてるユーザーとしては呆れるとしか言いようがない。

 

そこを運営は気づいてないのであろう。運営はポケモンGoをただの暇つぶしとしてしか認識していないのである。

 

スポーツであれば、ユーザーにはきっちりルールが公表されるべきであり、ユーザーはそのルールに従って競い合うのである。そのルールが許容できない人はそのスポーツをしないし、許容できる人のみがそのスポーツをする。

 

ポケモンGoはルールを事前に公表せず、もしくは公表したルールとは違う挙動をする事象(バグ)を放置し、間違ったルールの公表を訂正せず、今度はシーズン中にルール変更まで言い出した。

 

正直言って、ソシャゲの運営失格である。

 

リリース1年目とかなら、準備不足等もあるかもしれない。ユーザーも運営に文句言いつつもある程度は許容するであろう。

 

しかし、もう数年運営してきているソシャゲである。

そう、全く改善しようとする気が感じられないのである。

 

話は戻るが、そういった不満があるからこそ今回の事例も「地方格差」だと文句がでるのである。

 

本来、ゲーム性に影響がないコスチュームは多少地方格差があったとしても、課金要素が色濃くでていたとしても文句の出にくい範囲なのである。

 

したがって、「地方格差」と不満がでていても無視すべき領域である。

ゲーム性には影響を与えないからである。

 

しかし、タイミングは悪い。

日本国内でいえば、緊急事態宣言が出される直前、感染者が増えてきた段階である。

日本以外でも、イギリスや南アフリカ由来の変異種が出てきて、遠くに出かけにくい時期である。

 

そうしたタイミングで長距離移動をしないと取れないものを実装するのはタイミングが悪い。

今回悪いのは、内容でなくタイミングである。

悪いのはタイミングだけである。

 

悪いのはタイミングだけであるが、今までのユーザーの不満による結果ともいえる。

 

ナイアンにはソシャゲを運営しているという自覚をもって頂きたい。

一つのスポーツを運営しているレベルの自覚が必要なのである。