クレームをつけるなら手当たり次第ではなく納得してもらえるように主張すべき

ファミマに「お母さん食堂」というブランドが存在する。香取がCMをしているやつである。

 

そこに兵庫、京都、岡山の女子高校生がこの名前を変えて欲しいと署名を集めているというネットニュースがあった。

このネーミングが「料理をするのはお母さん」という印象を与え、女性=家事・育児という固定概念を払拭する妨げになっている。今は男性も家事育児をする人が増えているのに、これでは男女双方にとって生きやすい社会にならないというのが活動の理由だそうだ。

 

頭おかしいのか?

まず、「お母さん食堂」というブランドを出しているのは日本の大手コンビニだという前提があるよね?じゃあ、コンビニが日本のお母さん(女性)をかりだして「お母さん食堂」の総菜を作らせてるのではないというのは誰でもわかるよね?実際はほぼほぼ機械が作ってるし、その操作は男性も女性もやっている。もちろん機械じゃなく実際に手作業をされている部分もあるかもしれないが、それは男性も女性も関わってるであろうし、女性だけがさせられているというイメージもないし、仕事でやっているのである。

 

このネーミングを見て「料理をするのはお母さん」という印象を持つのは被害妄想でしかない。

 

そもそも、お母さん=料理というイメージが100%なのであれば「お母さん食堂」なんてネーミングは当たり前すぎて成立しないのである。

 

現代では、一人暮らしの人が多かったり、すでに成人していて自分に手料理を作ってくれてる人がおらず、お母さんの手料理なんて何年も食べてないという認識が一定以上あって、その人たちに向けたネーミングであるはずである。

 

じゃあ、その人たちは何を食べているか、自炊かコンビニ(機械製)か、外食である。

自炊は自分の性別次第、コンビニ(機械)は従業員の性別次第、外食はコック(調理者)の性別次第であって、どれも料理=女性と結びつけられたイメージはない。

 

この主張をしている女子高生の母親がすでになくなっていて、家では女性というだけで父親や兄から毎日料理を強要されているというなら、このネーミングに噛みつきたくなる理由も一定理解する。

 

しかし、そうではないのだとしたら、やはりただの被害妄想としか言いようがなく、(ジェンダーについて主張するのは構わないが、もう少しまともなところで主張をした方が)ただの頭のおかしいクレーマーとしか認識されないと思う。

 

先ほどの記事でもいえることだが、ちゃんとした主張をしたければ、へんなところには噛みつかず、ちゃんとしたところで主張をした方がいい。そうでなければその主張自体はまともでもただ頭のおかしい人と扱われて、世の中から主張自体がまともな主張ではないと扱われてしまう。